勝負に勝つためのバクテリア工作
バクテリアは連携することで凄まじい力を発揮する。
これは公衆衛生上の問題を考える際に
大きな悩みの種だそうだ。
そこで、問題のあるバクテリアを排除するためにある方法を思いついた。
それが居候戦略だった。
これは、「ただ食いバクテリア」という何も活動しないバクテリアを意図的に作り出して、問題となるバクテリア集団に打ち込む。
そうすると、限られた栄養素が次第に足りなくなる。
皮肉なことに、働き者はすぐに蓄積していた自分の資源を枯渇させて消滅する。
一方のただ食いバクテリアは最後まで生き残り、予めプログラムされていた通りにその後自滅する。
このようにして問題のバクテリアを排除する戦略が居候戦略なのだそうだ。
これは実際の人間世界でも適応可能な戦略ではないか?
特に内部結束力が強い組織で、内部の人間を排除しない組織。
まさに、日本の終身雇用制度は居候戦略の被害をモロに受けることになるだろう。
そのために、入り口の採用に力を入れるのだが
それを外注している企業がごまんといるという実態。
未来は見えてしまう