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バルミューダフォンから見る認知の曖昧さ

今月バルミューダが発売を発表したバルミューダフォン。

価格は○○円

 

スマートフォンの価格からしたらハイエンドの中下位程度に相当する。

 

 

今回の発表を聞き、日本製のOS?ミドルウェア?が

あのバルミューダから出るという事でワクワクした人も多かろう。

 

 

残念ながら、箱を開けるとそのスペックは

ミドルエンドの中下位程度。

到底価格に見合うとは思えない。

 

 

という感想を私も含めて多くの人が思った事だろう。

 

ただ、よくよくバルミューダという企業について考えると

一般価格以上の価格で販売している製品ばかりにも関わらず

きちんと売っている。

 

では、今回のスマートフォンとそれ以外の製品の違いはどこにあるのか?

 

私が思うに、値段としての価値が数値化できるかどうか に鍵があるのではないか。

 

極端な話、バルミューダブランドが創り出す

信頼や期待感が自然と製品のスペックを底上げしている事で今までは高くても良い物が売れていた。

 

ただ、今回に限っては顧客が数値化されたスペックにほとんどの価格としての価値を置いているために

そのマジックが消えかけている。

 

結果として、落胆の大きい印象を与えてしまったように思う。

 

 

しかし、彼らが提供しようとしている価値は

スペックではないことにも注目したい。

○独自ミドルウェアによる、今までに無い使い勝手の良さ

○使い続ける事による使用感、愛着感

 

これらは単純に数値化できる価値ではない。

この点を消費者に対してどのように訴求していけるのかが、今後のバルミューダフォンの成功がかかっていると思う。

 

 

私としては、国産の製品やサービスを応援したいという価値もその製品に乗っかるため

買おうかなぁ程度には思えている。