【未来へシリーズ②】自分を変えるには考え方だけでは無理
自分自身もそうだったのでよく分かるが
成長のために、自分を変えたい!
と思って色々な自己啓発書を読み漁り
その道のプロ?から様々な考え方を必死で
学び、自分に取り込もうと努力する。
残念ながら
こんな事をやっても99%の人は変われない。
もちろん、考え方を変えること自体は悪くない。
ただし、人間のシステム上ではそれだけでは不十分なのだ。
人間というのは基本的に惰性で行動する。
ある程度年月を経て繰り返される行動を記憶し
それをオートマチックに振る舞う。
困ったことに、この振る舞いは無意識に近いレベルで行われ、
多くの人が変えたいと思う部分は、この無意識下での振る舞いに当たる。
つまり、意識だけで変えようとするならば
無意識に行っていることを意識下に持ち出し、その惰性行動を意識的に変える
という2つのことを行わなければならない。
はっきり言って、こんなことをやっていたら心も体ももたない。
何と言っても一番難しいのは、無意識の行動を意識化に引き上げることだ。
そもそも、本人自体が気付いていない可能性すらある。
まぁ、長々と書いたが
要するに自己変革のために必要なことは
【1行動を変え 2それを継続 3習慣化する】
1は、必ず具体的にする。
例えば仕事を前向きに取り組める自分になりたい!
と思ったならば、具体的に何をすることで前向きに取り組めている状態なのかを決める必要がある。
ここで大事なのは、【自分にとって】の理想形を目標にすること。
他人や本から得た知識よりも、自分が理想に思う行動にした方がよい。
2はその意味のまま。
ただし、継続しそれを習慣化(無意識レベルの行動化)するためには
最低でも半年は必要であることを覚悟してほしい。
継続するために必要なスキルは別に書くとする。
※3,4つも一気に自分は変えられないってこと
3 ある程度無意識レベルで行動できるようになっても油断は禁物。
惰性化していた行動はひょんな事から姿を表す。
そして、一度それを行動に移すと
その誘惑にせっかく変えた習慣が書き換えられてしまう可能性がある。
そのために、最低でも一ヶ月に一回は
変えた行動が何かを確認するタイミングを作ることをお勧めする。
目安は1年といったところか。
以上が自己変革に必要なポイントになるが
想像以上に時間がかかることが分かるだろう。
その通りで、悪癖はなかなか変えられない。
けれども、変えられないわけではない。
きちんとした努力・行動を持続し続けば変えられる。
私はこれを30歳前後で実感した。
何歳でも遅くないが、早く知れるに越した事は無かろう。